パラスポーツインタビュー詳細
加藤 はるかさん
私が最初に出逢った障害者スポーツは、人生の中で初めてのボランティアとなった、高校生の時の、『スペシャルオリンピックス』でした。その後、福祉系の専門学校に進学し、東京都障害者スポーツ大会知的障害部門の陸上競技にボランティアとして参加し始め、今年で9回目の参加となりました。
昔は、「やらなくてはいけない」という思いが先行し、自分から参加を希望したものの、負担を感じるという、モヤモヤした時期もありました。けれど、「本当に心からやりたい」という気持ちを持って臨むようになってからは、そのモヤモヤはなくなりました。
私が、ボランティアとして参加する際に心がけている事は、「本心でやりたいという気持ち・やる気をもって臨むこと」と、決してその気持ちが「いきすぎないこと・やりすぎないこと」です。無理はせず、その時々で必要なこと、必要とされていることを確認し、時には自分で判断するということを、常に頭の中に入れておきながら活動をしています。
もう一つ大切にしていることは、「人とのつながり」です。同じ時間を共有したことで広がる「人の輪」があると思います。一緒に写真に写っている友人たちは、年齢や所属していた学校はまちまちでしたが、一緒にボランティアとして参加したのをきっかけに知り合いました。今でも大切な存在です。
今後も、「やりすぎないやる気」と「人の輪」を大切にして、ボランティア活動に臨みたいと思います。