パラスポーツインタビュー詳細
渡邊 敏貴さん(関東身体障害者陸上競技協会)
17歳の夏、バイク事故で脊髄損傷となり、以来30年余り車いす生活を送っています。
私が最初に出会った障害者スポーツは、車いすバスケットボールでした。仲間と共通の目標に向かって日々練習や遊びなどを行う楽しさに惹かれました。時には悩み事を聞いてくれる監督や先輩など、心強い味方も大勢できました。
また、車いすマラソンも同時期にかじり始めました。
車いすバスケットボールには、メンバー全員で協力しあいながら試合に勝ち、それをメンバーみんなで分かち合うという楽しさがあり、一方、車いすマラソンには、自身一人で練習をし、その成果が発揮された時の喜びがあり、魅力の一つとなっています。
現在は、車いすマラソン1本に絞って日々練習に励んでいます。
練習は主に多摩川のサイクリングロードで妻や近隣の友人達と走ったり、多摩障害者スポーツセンターで室内ローラーを使って行ったりしています。スポーツセンターの職員の方達にはとても親切にしていただいて、時には練習方法についてアドバイスをもらったりしています。
今後も車いすマラソンを通じて、様々な人たちと交流を持ちながら楽しく、時には自分に厳しく続けていけたらと思っています。