大会・イベントレポート詳細
IBSA ブラインドサッカーアジア選手権 2015
ブラインドサッカーとは
視覚障がい者らが行う5人制サッカーです。また、視覚障がい者と健常者が同じフィールドでプレーすることのできるユニバーサルスポーツでもあります。4人のフィールドプレーヤーは視力の差を公平にするためにアイマスクを着用します。ゴールキーパーおよびガイド、監督は晴眼者や弱視者が務めます。ピッチはフットサルとほぼ同じですが、両サイドライン上に1mほどの高さのフェンスが設置され、転がると音が出る特殊なボールを使ってプレーします。
「音」と「声」のコミュニケーションが非常に重要なスポーツ。
アジア選手権
アジア選手権は2005年から2年に一度開催される大会です。毎大会、パラリンピックや世界選手権の予選に位置づけられることが多い、重要な選手権となります。
2015年9月2日(水)〜7日(月)に行われる今大会は、2016年リオデジャネイロ・パラリンピック出場権をかけた最後の大会です。パラリンピックには8カ国が出場できますが、アジアからは2枠のみです。
ロンドン・パラリンピックの出場権をかけた2011年の大会では、グループリーグの最終試合で、日本はイランに引き分けに持ち込めれば、初のパラリンピック出場となりましたが、結果は残り15分からの2失点で敗戦。その後、日本代表は2014年にアジアで初めて開催された世界選手権(東京大会)において、12か国中、過去最高の第6位の成績を収め、今度こそパラリンピック初出場を目指して、今回のアジア選手権に期待が高まっています。
順位 |
2005年 ベトナム大会 |
2007年 韓国大会 |
2009年 日本大会 |
2011年 日本大会 |
2013年 中国大会 |
---|---|---|---|---|---|
1位 | 日本 | 中国 | 中国 | 中国 | 中国 |
2位 | 韓国 | 韓国 | 日本 | イラン | 日本 |
3位 | ベトナム | イラン | 韓国 | 日本 | 韓国 |
4位 | ― | 日本 | イラン | 韓国 | ― |
5位 | ― | ― | マレーシア | ― | ― |
開催情報
開催期間 |
2015年9月2日(水)〜9月7日(月) |
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会 場 | 国立代々木競技場フットサルコート(東京都渋谷区神南2丁目1-1) |
出 場 国 | 日本、中国、韓国、イラン、マレーシア、インド |
内 容 | プレータイム25分ハーフで、総当たりのリーグ戦を行い、順位に応じ5位決定戦、3位決定戦、決勝戦を行う。 |
競技クラス | B1(全盲)クラス |
主 催 | 日本ブラインドサッカー協会 |
試合結果
日本は予選リーグで3位となり、この時点でリオ・パラリンピックへの出場はかないませんでした。
3位決定戦では韓国との対決でPK戦の末敗れ、最終成績は4位になりました。
日本 Japan |
中国 China |
イラン I.R.Iran |
韓国 Korea Rep. |
インド India |
マレーシア Malaysia |
勝点 won |
得失点差 goal differnce |
総得点 total score |
予選順位 ranking |
|
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日本 Japan |
― | ● 0―1 | △ 0―0 | ◯ 2―0 | ◯ 5―0 | ◯ 2―0 | 10 | 8 | 9 | 3 |
中国 China |
◯ 1―0 | ― | △ 0―0 | ◯ 1―0 | ◯ 5―0 | ◯ 2―0 | 13 | 9 | 9 | 1 |
イラン I.R.Iran |
△ 0―0 | △ 0―0 | ― | ◯ 4―0 | ◯ 10―0 | ◯ 5―0 | 11 | 19 | 19 | 2 |
韓国 Korea Rep. |
● 0―2 | ● 0―1 | ● 0―4 | ― | ◯ 6―0 | ◯ 1―0 | 6 | 0 | 7 | 4 |
インド India |
● 0―5 | ● 0―5 | ● 0―10 | ● 0―6 | ― | ● 0―1 | 0 | ―27 | 0 | 6 |
マレーシア Malaysia |
● 0―2 | ● 0―2 | ● 0―5 | ● 0―1 | ◯ 1―0 | ― | 3 | ―9 | 1 | 5 |
(写真)IBSA ブラインドサッカー世界選手権 2014より
ⓒ日本ブラインドサッカー協会