大会・イベントレポート詳細
長崎がんばらんば大会
東京都で開催された第13回全国障害者スポーツ大会から、早いもので1年以上が経ちました。平成26年の全国障害者スポーツ大会は平成26年11月1日(土)から11月3日(月・祝)まで長崎県で開催し、東京都からは選手・役員の計300人超による選手団が派遣されました。
今回の特集は、長崎大会に派遣された東京都選手団の総務担当役員によるレポートをお届けします。
結団式
大会に先立ち10月22日(水)、東京都障害者総合スポーツセンターにて行われました。はじめてもらうユニホームに袖を通し、選手団一同気持ちを新たに引き締まった表情に見えました。各競技の監督から大会に臨むにあたっての力強い決意や陸上競技に出場する川島主将による気力に満ちた宣誓、式典の最後には、小嶋隆司総監督による「がんばろう!」コールなど東京選手団として、より一層誇りと熱い気持ちを持つことにつながった結団式となりました。
長崎空港でのお出迎え
10月30日(木)、到着した長崎空港では、帰京までの6日間、東京都選手団のサポートスタッフとして帯同してくださった長崎県職員や学生ボランティアのみなさんが温かくお出迎えに来てくれました。
開会式
当日、雲は重たく雨がパラパラと肌を叩いては止んで、叩いては止んでのリズムを繰り返し、肌寒い中での式典となりました。えんじ色のユニホームを身にまとった東京都選手団は中野英則団長を先頭に、旗手の菊地ゆか子さん(女子バスケットボール)、各選手が続き、力強く行進しました。前回はこの大会が東京都で行われ、その際に多くの声援を頂いた事に感謝の意を込め「スポーツ祭東京2013温かいご声援ありがとうございました 長崎がんばらんば大会の成功をお祈りします」と書かれた横断幕を持ち、入場しました。
先に行われた国民体育大会(10月12日~10月22日)より引継がれた炬火が、会場の炬火台に灯され大会の開会が宣言されました。
各競技
個人競技、団体競技ともに練習会から築き上げたチームワークの良さを武器に、試合に出る選手も出ない選手も精一杯声をからしながら、仲間を応援し戦っている姿がとても印象的でした。
競技結果
東京都選手団 個人競技 獲得メダル数
競技 | 選手数 | 金 | 銀 | 胴 |
---|---|---|---|---|
陸上競技 | 61 | 61 | 35 | 13 |
水泳 | 21 | 33 | 8 | 3 |
アーチェリー | 4 | 1 | 2 | 0 |
卓球 | 22 | 14 | 7 | 1 |
フライングディスク | 17 | 7 | 3 | 2 |
ボウリング | 9 | 2 | 2 | 2 |
合計 | 134 | 118 | 57 | 21 |
東京都選手団 団体競技
出場した競技の全てが決勝に進出し、5競技で優勝という結果でした。
第1回から第12回大会まで連続優勝を重ねてきたバスケットボール女子チームは、前回の第13回大会で惜しくも準優勝でした。長崎大会では「優勝カップを東京に取り戻したい!」という意気込みで大会に臨みました。日ごろの練習の成果が実を結び、見事に優勝を勝ち取りました。
競技 | 部門 | 成績 |
---|---|---|
バスケットボール女子 | 知的障害 | 優勝 |
ソフトボール | 知的障害 | 優勝 |
バレーボール男子 | 身体障害(聴覚) | 優勝 |
バレーボール男子 | 知的障害 | 優勝 |
バレーボール女子 | 知的障害 | 準優勝 |
サッカー | 知的障害 | 準優勝 |
フットベースボール | 知的障害 | 優勝 |
大会を終えて
長崎大会も多くの方に支えられた大会であることを東京選手団一同が肌で感じた派遣期間でした。地元ボランティアの方々や他選手団との勝負の枠を超えた交流もまたこの大会の魅力の1つです。人と人との結びつきを強めたり、笑顔の輪を広げたりというスポーツの持つ様々な力を、選手自身はもとよりそれを支える人、応援する人にも存分に感じて頂けた素晴らしい大会となりました。
次の第15回全国障害者スポーツ大会は、和歌山県での開催となります。個人競技については、平成27年5月~6月に開催する第16回東京都障害者スポーツ大会(都大会)が全国大会の選手選考会を兼ねています。都大会については、東京都障害者スポーツ協会のホームページ、東京都障害者総合スポーツセンター、東京都多摩障害スポーツセンターなどでお知らせしていますのでご確認ください。