大会・イベントレポート詳細
第16回全国障害者スポーツ大会
平成28年10月22日(土)から10月24日(月)まで、岩手県で第16回全国障害者スポーツ大会・希望郷いわて大会が開催されました。東京都選手団は選手・役員の計309人が派遣されました
結団式
10月12日(水)東京都障害者総合スポーツセンターで、希望郷いわて大会に出場する東京都選手団の結団式が行われました。中野英則団長から中村鷹遥さん(卓球競技出場)に団旗が授与され、選手団主将・本田昂佑さん(陸上競技出場)より「練習の成果を岩手の地で、存分に発揮し、今まで応援し、支えてくれたすべての人たちに感謝することを忘れずに、最後の最後まで諦めずに全力でプレーすることを誓います」と力強い宣誓がされました。
岩手県へ
10月20日(木)東京都選手団は、秋を忘れた暑い日差しが降り注ぐ東京を発ち、車窓はビル群を抜け、緑から赤・黄色へと鮮やかに染まり、冷たい秋風が葉音を奏で、選手団を歓迎するように鮮やかに賑やかになっていきました。
岩手県に到着すると、大会期間中選手団をサポートする、岩手県の職員や学生ボランティアの方が、お手製の横断幕や小旗などで出迎えてくれ、選手たちは笑顔でそれに応えていました。
開会式
秋麗、旗手・中村鷹遥さんを先頭に、スカイブルーのユニホームを身にまとった東京都選手団が、北上総合運動公園北上陸上競技場を行進します。スタンドから送られる東京都選手団を迎える声援に、選手たちは手を振り応えます。先に行われた国民体育大会(10月1日~10月11日)より引継がれた炬火が灯され、大会の幕が切って落とされました。
個人競技・団体競技結果
競 技 名 | メダル数 | ||
---|---|---|---|
金 | 銀 | 銅 | |
陸上競技 | 40 | 30 | 19 |
水泳 | 16 | 13 | 8 |
アーチェリー | 2 | 1 | 1 |
卓球(STT含む) | 12 | 4 | 4 |
フライングディスク | 5 | 4 | 4 |
ボウリング | 0 | 1 | 1 |
合 計 | 75 | 53 | 37 |
競 技 名 | 成 績 |
---|---|
バスケットボール(知的・女子) | 優勝 |
ソフトボール | 優勝 |
バレーボール(聴・男子) | 準優勝 |
バレーボール(聴・女子) | 1回戦敗退 |
バレーボール(知的・男子) | 優勝 |
バレーボール(知的・女子) | 準優勝 |
サッカー | 優勝 |
フットベースボール | 3位 |
個人競技結果詳細についてはコチラ
http://www.tsad.or.jp/topics/topics_2016/1022/index.html
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大会を終えて
選手からは「全国の選手と戦うことが出来て嬉しかった」「学校の部活動に戻っても、課題を克服できるように練習していきたい」「陸上競技をやめようと思っていたが、今大会のメンバーに選ばれてまた続けようと思った」などの言葉を聞くことができ、今大会が次への課題や自信、選手としてさらなる目標を示すものとなったのではないでしょうか。
今大会は初出場の選手が多く、その選手たちにとってメダルを獲得できた、できなかったという部分以外でも得るものが多かったと感じました。
選手団が帰京する直前、ボランティアの方一人ひとりから期間中のお礼の言葉が告げられると、お互いに目頭を熱くする場面が見られました。限られた時間の中で現地ボランティアの方と交流をできたことは、とても貴重な経験として選手だけでなくボランティアの方々にも残ったのではないでしょうか。
東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催まであと3年。日に日に障害者スポーツの注目の高さを感じ、大会期間中にもパラリンピックという言葉を聞くことがありました。今大会に参加した選手の中から東京2020大会を目指して競技をしている方もいれば、競技を楽しみ、その結果、各選手団の代表選手に選ばれた方もいます。また、パラリンピック競技種目にはない競技もあります。この大会は、競技を通じ、障がいのある人々の社会参加の推進や、国民の障がいのある人々に対する理解を深めることを目的としています。大会を通じた交流の中で理解が深まることで東京2020大会の成功につながるのではないでしょうか。
次回の全国障害者スポーツ大会は愛媛県(平成29年10月28日~10月30日)で開催されます。東京都選手団のさらなる活躍を期待しています。