大会・イベントレポート詳細
第16回東京都障害者スポーツ大会
東京都障害者スポーツ大会(以下、「都大会」という。)は、東京都に現住所がある(※)障害者が参加できるスポーツの大会です。駒沢オリンピック公園総合運動場をメイン会場として、競技ごとにそれぞれの会場に分かれて行い、都内の障害者スポーツ大会の中でも最大規模の参加人数を誇る大会です。
都大会は、東京都と公益社団法人東京都障害者スポーツ協会による共催で毎年開催し、全国障害者スポーツ大会の派遣選手選考会も兼ねています。
(※:ただし、東京都内に所在する学校・障害者支援施設・団体に所属している方も参加可能です)
開催情報について
第16回目となる平成27年度の都大会は、平成27年5月から平成28年2月にかけて、それぞれの競技や会場に分かれて行います。開催する競技は、次のとおりです。
5月~6月 | ・陸上競技 | 7月以降 | ・バレーボール |
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・水泳 | ・グランドソフトボール | ||
・アーチェリー | ・車椅子バスケットボール | ||
・卓球 | ・スポーツの集い | ||
・サウンドテーブルテニス | ・ボッチャ | ||
・フライングディスク | |||
・ボウリング | |||
・バスケットボール | |||
・ソフトボール | |||
・バレーボール | |||
・サッカー | |||
・フットベースボール |
バレーボールの身体障害部門は聴覚障害の方、グランドソフトボールは視覚障害の方が参加できます。
バレーボールの身体障害部門については、次回は平成28年2月に開催予定ですが、参加チームが少なくなっているため、多くのチームの参加を待ち望んでいます。都内に活動拠点があり、まだ都大会に参加したことがないチームや、聴覚障害をお持ちの方でバレーボールに興味のある方は、東京都障害者スポーツ協会までご連絡ください!
選手の参加申し込みについて
平成27年5月と6月に行う競技は、2月下旬から参加者の募集を開始します。詳しい開催日程、参加資格、申込の締切などは、「実施要領及び参加申込書」でご確認をお願いします。参加には、事前の申込みが必要となりますので、申込の締切を実施要領で確認し、お間違えのないようお申し込みください。
実施要領及び参加申込書は、2月下旬から東京都障害者総合スポーツセンター、東京都多摩障害者スポーツセンターのほか、各区市町村の役所や、福祉センター、保健センター、体育館等で配布予定です。
都大会を支えるスタッフについて
数多くの競技があり、それぞれの競技で競技役員、競技補助員、ボランティアなど、多くのみなさんのサポートによって、都大会は運営されています。これには、競技団体の審判員だけでなく、学生補助員、東京都障害者スポーツ指導員などの方の協力が不可欠です。
都大会を主催する東京都障害者スポーツ協会では、すでに都大会の審判等を経験されている方へのフォローアップ講習会を行うほか、これから都大会の審判、補助員、ボランティアとして活動される方を対象に様々な競技で養成講習会を開催しています。
この一環として、都大会の実施競技のひとつであるサウンドテーブルテニスについて、平成27年1月、「サウンドテーブルテニス審判員養成講習会兼体験会」を開催しました。
サウンドテーブルテニス(以下、「STT」という。)は、視覚障害者が行う卓球ですが、視覚に障害がある選手が行うため、ボールに4つの金属球を入れて音が出るようにし、そのボールを転がしながら競技を行います。一般的な卓球とは規則も異なるため、STTの審判を行うには独自の規則や審判技術の習得が必要となります。
(STTのスポーツ紹介は、http://tokyo-shospo-navi.info/sportsinfo/sttでも紹介しています。)
今回の講習会兼体験会は、「競技を体験することを通じて、視覚障害の障害特性及び競技特性を知ることのほか、競技体験とともに審判体験も行い、競技規則や審判法を学ぶことで、今後の都大会で審判員として活躍できる人材育成へとつなぐ機会とする」ことを目的として開催しました。これからSTTで活動を希望される方に向けた講習会でしたが、東京都卓球連盟の審判員などの参加もあり、多くの質問も出るなど、今後のSTTの競技普及につながる活発な講習会兼体験会となりました。
参加者からは、
「今回、初めてSTT競技に触れた。卓球とのルールの違いが多く、初めは難しいと感じた。」
「実際に体験する中で、競技の面白さを感じることができ、また徐々にルールを理解することもできた。今後もこの競技に関わり、ジャッジできるようになりたい。」などのコメントをいただきました。
また、選手の練習会も同日に開催し、参加選手にも協力していただきました。実践も交えた講習会となり、選手からも「このような講習会は競技普及につながるのでうれしい」という感想がありました。
(選手の練習会も同日に開催し、参加選手にも協力していただきました)
本特集では、STTを紹介しましたが、東京都障害者スポーツ協会では、他の競技でも審判養成講習会を行う予定です。ご興味のある方は、当協会までお問い合わせください。
また、学生の方で、都大会の競技補助員やボランティアをしてみたい!という方もぜひご連絡ください。競技の体育会系クラブだけでなく、スポーツ系のサークルの方も大歓迎です。このほか、スポーツ系以外で福祉系の大学の方などもボランティアとして活躍されています。
みなさん一緒にスポーツを楽しみましょう!