どんなスポーツ?
卓球バレーは、大阪府の筋ジストロフィー症児のための養護学校で始められた競技で、1974年(昭和49年)6月7日に「第5回近畿筋ジストロフィー症児交歓会スポーツ交流会」において実施され、1988年(昭和63年)に京都で開催された第24回全国身体障害者スポーツ大会において公開競技として全国に紹介されました。
近年では第8回(大分)と第11回(山口)の全国障害者スポーツ大会でオープン競技として実施され、山口大会には12府県32チームが参加しました。そして、ここ数年は更に全国的に普及が進み、2015年(平成27年)の第15回和歌山大会でのオープン競技としての実施も決定しています。
卓球バレー競技は、1チーム6人で、2チームがネットを挟んで卓球台を囲むように車椅子または椅子に座り、サウンドボール(卓球用の球の中に小さな金属の球が4個入ったもの)を使って、ネットの下を転がして打ち合う競技です。基本的にはバレーボールのルールに準じてプレーを行いますが、卓球台からボールが出ると負け(ボールアウト)になります。また、立ち上がったり、腰を浮かしてプレーすることはできません。1セットは15点で、通常は3セットマッチで2セット先取した方が勝ちとなります。