どんなスポーツ?
電動車椅子サッカーは、1チーム4名の電動車椅子に乗った選手で構成される2チームがバスケットボールコートを使用して対戦する室内サッカーです。プレーヤーに男性・女性の制限はありません。
選手は自立歩行ができず、上肢にも機能障害があり、手動の車椅子を使用することも困難な方が多いですが、ジョイスティック型のコントローラーを巧みに操り、プレーします。国際的な呼称はパワーチェアーフットボールとなっており、2007年に東京で初めてワールドカップが開催され、7か国が参加し日本は第4位でした(優勝はアメリカ)。
試合時間は、前後半各20分で、ボールは通常のサッカーボールより1.5倍ほど大きい特性のボールを使用します。スピードは国際ルールで時速10km以下と決められていますが、電動車椅子の前に取り付けたフットガードでボールをコントロールし、前・後進や回転してのパスやシュートを行います。ゴールエリアを除いては、基本的にボールに対して3m以内では、各チーム1名しかプレーに関与できません。
東京でも毎年夏に多摩障害者スポーツセンターで都大会が開催され、第7回目となる2015年は4チームによる熱い戦いが繰り広げられました。